The Oxford Book of Children’s Storiesシリーズより出題中
入門翻訳勝ち抜き道場

翻訳玉手箱

藤岡啓介の翻訳玉手箱 第3篇
公開講座 プロになるぞ!! 第15回

藤岡啓介
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こうして皆さんと一緒に読んでいる“The Dead Alive”ですが、ペーパーバックの原書で見ると、今回で第二章が終わるのですが、わずか10頁です。これを13回のテキストに分けて勉強してきました。二〇〇八年の七月七日のスタートですから、ちょうど一年になります。

眠り姫さん、ビュシーノさん、よく頑張ってきました。

講師であるぼくも、この地球上で、この二人だけは欠かさずにぼくの原稿を読んでいてくれる、と確信をもって講座を進めてきました。そうなんです。読まれているのかどうなのか、さっぱり反響のない文章ほど、書き手にとってうら寂しいものはありません。

幸いにも本誌の読者は幅広く、この二人だけでなく、いろいろの地におられる読者から直接間接の便りをもらっています。励ましやら感謝やら感想やら。すごく、すごくうれしく幸せな気分になり、それっ、と次の講義に突進しています。

ここまで読んでくると、コリンズの設定した舞台がよく分かります。ロンドンで活躍する若手弁護士の「わたし」が静養で訪れたアメリカの農場。親戚のメドウクロフト老、娘と二人の息子(サイラスとアンブローズ)、親戚のアメリカ娘ナオミ・コールブルック、農場の管理人で老人の信頼厚いジョン・ジェイゴ。主要人物は出揃い、その人間関係も察しがつきます。物語を起承転結でいえば「起」の部分ですね。

今回もtextの分量が多いので、読みやすくいくつかに区切ってみました。受験参考書的な解題はせずに、ちょっと翻訳勉強会の調子で、ぼくのコメントを多く挿入しました。

解題:
Text 13:

At last the unendurably long meal, served with ostentatious profusion, was at an end. Miss Meadowcroft rose with her ghostly solemnity, and granted me my dismissal in these words:
"We are early people at the farm, Mr. Lefrank. I wish you good-night."
She laid her bony hands on the back of Mr. Meadowcroft's invalid-chair, cut him short in his farewell salutation to me, and wheeled him out to his bed as if she were wheeling him out to his grave.

ostentatious profusion:辞書をみると、「仰々しい豊富」になりますが、どうかな? 眠り姫さんは「とてもたくさんの」と平易にくだき、ビュシーノさんは口語調に逆らうかのように「これ見よがしの贅を尽くした」としています。どちらがいいというよりも、それぞれにこのように訳語を選んだが、それにはわたしなりの工夫があるんだぞ、といっているようですね。 ぼくは「仰々しい盛りつけの料理がいく皿」としたのですが、ここは「けばけばしい、仰山な」というニュアンスではないかな。どんなにいばってもしょせんは田舎料理、皿の数は多かったが、などと書くとイングランド人らしくない、料理をとやかくは言わないぞ、というポーズが読めますね。
her ghostly solemnity:これも困りますね。ここまでの叙述で、陰気で幽霊のようなミスとなっているのですが、日本語の「幽霊」という語感に中年のでっぷりした女性、はないですね。(コリンズが「でっぷり」とは書いていないのですが、ここまで読んできて、ミス・メドウクロフトが「ほっそり」とは思えないので。)

眠り姫:

ついに、とてもたくさんのお料理が出された、耐えがたいほどの長い食事がおわりました。メドウクロフト氏の娘は亡霊のような物々しい様子で立ち上がり、「ルフランクさん、農場では、みんな早起きなの。おやすみなさい」と告げたので、私はその場から退散することができました。

メドウクロフト氏の娘は氏の車いすの後ろについている取っ手に、骨ばった両手を置き、メドウクロフト氏の私へのお別れの挨拶を無愛想にさえぎりました。そして、あたかもお墓から外へ移動させるかのように、ベッドのそとへと彼を動かしました。

ビュシーノ訳:

ついにこれ見よがしの贅を尽くした、耐えがたく長い食事が終わった。メドウクロフト嬢は亡霊のように重々しく立ち上がり、こんな言葉で私の退出を許した。
「農場の人間は朝が早いのでね、ルフランクさん。おやすみなさい」
骨ばった手をメドウクロフト氏の車椅子の背に置き、老人が私にお休みの挨拶をしているのを途中で遮って、寝床へと車椅子を押して行ったが、あたかも彼の墓に向けて押して行くかのようだった。

藤岡訳:

仰々しい盛りつけの料理がいく皿もでてきたが、ついに、このうんざりするような食事が終った。ミス・メドウクロフトが音もなく厳めしく立ち上がり、さあ御席を立ちなさい、とうながした。
「農場では皆さん早起きですよ、ミスター・ルフランク、どうぞお休みなさい」

こういうと、メドウクロフト老がわたしに挨拶をしているのを遮り、骨ばった手を老人の車椅子の背にかけ寝室へと押していったが、まるで寝室ならぬ墓場へと椅子を転がしていくように見えた。

"Do you go to your room immediately, sir? If not, may I offer you a cigar--provided the young gentlemen will permit it?"
So, picking his words with painful deliberation, and pointing his reference to "the young gentlemen" with one sardonic side-look at them, Mr. John Jago performed the duties of hospitality on his side. I excused myself from accepting the cigar. With studied politeness, the man of the glittering brown eyes wished me a goodnight's rest, and left the room.

眠り姫訳:
「自分の部屋にすぐに行かれますか?もし、そうじゃなくて、若い紳士が望むのであれば、煙草をお渡ししましょうか?」
念入りによく考えて言葉づかいにじゅうぶん注意し、冷ややかに彼らを横目で見ながら「若い紳士」について注意を向けて、ジョン・ジェイゴ氏はおもてなしの務めを果たしました。私は煙草を受け取りました。礼儀正しく躾けられている、ぎらぎらと輝く茶色の目をしたこの男性は、私にゆっくりと休むことを祈り、部屋を去りました。

ビュシーノ訳:
「すぐ部屋に行かれますか?そうでなければ葉巻を一本いかがですかな?もちろん若い紳士方のお許しをいただければですが」
こうして、いたく慎重に言葉を選び、「若い紳士方」に向かってそれを発しながら、小ばかにしたような横目で彼らを一瞥し、ジョン・ジェイゴはもてなす側としての自分の義務を遂行した。私は葉巻を辞退した。するとぎらぎらとした茶色い目の男は、わざとらしい慇懃さで私にお休みの挨拶をし、部屋から出て行った。

藤岡訳:
「このまま部屋に行かれますか? よかったらシガーでもごいっしょしませんか。もっとも、お若い紳士方にお許し願わなければなりませんが」ジョン・ジェイゴが横眼でその「お若い紳士方」の方をみやり、言葉に注意しながらわたしにこういった。彼としての、わたしへのもてなしだった。シガーを遠慮すると、ぎらぎらする茶色の目の男は、馬鹿丁寧にお休みの挨拶をして部屋を出て行った。

Ambrose and Silas both approached me hospitably, with their open cigar-cases in their hands.
"You were quite right to say 'No,'" Ambrose began. "Never smoke with John Jago. His cigars will poison you."
"And never believe a word John Jago says to you," added Silas. "He is the greatest liar in America, let the other be whom he may." Naomi shook her forefinger reproachfully at them, as if the two sturdy young farmers had been two children.

let the other be whom he may:他人にさせておけ、彼が相手にするのは。「彼に構うな」という意味ですね。to whom it may concern(関係者各位)という言葉がありますが、これのコリンズ版かな。

眠り姫訳:

アンブローズとサイラスのふたりは、手に煙草いれを開けて持ち、歓迎して、私に近づいてきました。

「いらないと言うべきだったよ」とアンブローズは始めました。「ジョン・ジェイゴと一緒に絶対に煙草を吸うな。彼の煙草で毒殺されるぞ

「そしてジョン・ジェイゴの言うことを絶対に信用するんじゃないぞ。ジェイゴ氏はアメリカ一の大嘘つきなんだ。犠牲になるなよ」

まるでふたりのたくましい若い農夫たちが子供だったかのように、ナオミは非難をこめて人差し指を振りおとしました

ビュシーノ訳:

アンブローズとサイラスの二人は、それぞれの手に蓋を開けた葉巻入れを携え、愛想よく私に近づいてきた。
「断って正解です」と、アンブローズが話しかけてきた。「ジョン・ジェイゴといっしょに葉巻を吸ったりしちゃいけませんよ。あいつの葉巻を吸ったら毒にあたります」
「それにジョン・ジェイゴの言うことは一言だって信じちゃいけません」と、サイラスが付け加えた。「あいつはアメリカ一の大嘘つきだ。かかわりにならないのが得策ですよ」
ナオミは二人の若くたくましい農夫たちが小さな子供であるかのように、彼らに向かって叱るように人差し指を振った。

藤岡訳:

アンブローズとサイラスの二人は愛想よく、自分たちのシガー・ケースを手にし、蓋をひらいて近寄ってきた。
「断って、よかったですよ」と、アンブローズがいった。「ジョン・ジェイゴといっしょにシガーをやるなんてとんでもない。奴のシガーの毒っ気に当たりますよ」
「それに、ジョン・ジェイゴのいうことなんど、一言でも信じては駄目だ」サイラスが加えた。「アメリカ一の大嘘つきで、構わない方がいい」

二人の男に、ナオミが人差し指を立てて咎めた。この頑健な農夫の若者たちが、まるで子供ででもあるかのようだった

"What will Mr. Lefrank think," she said, "if you talk in that way of a person whom your father respects and trusts? Go and smoke. I am ashamed of both of you."
Silas slunk away without a word of protest. Ambrose stood his ground, evidently bent on making his peace with Naomi before he left her.

眠り姫訳:

「ルフランクさん、どう思われますか。もし誰かが、自分の父親が尊敬して信頼している人のことをあんなふうに話すなら。さあ行って、煙草を吸って。あなたたちのことを恥ずかしく思うわ」

サイラスは反論することなく、こそこそと逃げて行ってしまいました。アンブローズはナオミのいるところから立ち去るまえに、床につたって、あきらかにナオミと仲直りする決心をしていました。

ビュシーノ訳:
「ルフランクさんがどう思われるでしょうね」と、彼女は言った。「あなた方のお父様が敬意を払い信頼している人のことをそんな風に言ったら?葉巻を吸いに行ってらっしゃいな。二人とも恥ずかしいわ」
サイラスは言い返すこともせずそっと立ち去った。アンブローズはその場にとどまり、明らかに立ち去る前にナオミの機嫌を直そうといっしょうけんめいになっていた。

藤岡訳:
「ミスター・ルフランクの前でお父様が一目置いて信頼している人をそんな風にいうなんて、どうかしているわ。さっさと、一服やりに行けばいいわ。恥ずかしいったらありゃしない」

サイラスは一言も逆らわずに出ていき、アンブローズはその場に留まり、ナオミを残して部屋を出て行く前にどうしても仲直りをしなければ、という様子がありありとみえた。

Seeing that I was in the way, I walked aside toward a glass door at the lower end of the room. The door opened on the trim little farm-garden , bathed at that moment in lovely moonlight. I stepped out to enjoy the scene, and found my way to a seat under an elm-tree .

眠り姫訳:

私が邪魔になっていることに気づいたので、その部屋の奥のガラスの扉の方へと何も考えずに、歩きました。扉を開けるときれいに刈り込まれた農場の小さな庭が広がっていました。そしてしばらくのあいだ、美しい月の光を浴びていました。私はこの情景を楽しむためにすこしその場所を離れて、楡の木の下に坐る方法を見つけました。

ビュシーノ訳:

邪魔なようだったので、私は脇をとおって部屋の端にあるガラスドアの方に向かった。ドアの外は、手入れの行き届いた小さな農家の庭で、その時ちょうど美しい月の光に照らされていた。私は眺めを楽しもうと思い外に出ていき、楡の木の下に据えられたベンチにたどり着いた。

藤岡訳:

わたしがいるのが邪魔のようだったので、脇を通って部屋の奥にあるガラスのドアに向かった。出るとそこは手入れのいきとどいた、こじんまりした庭園で、ちょうど月の光が煌々と差しているところだった。この情景を楽しもうと外に出ると、楡の木の下にベンチのあるのが見えた。

The grand repose of nature had never looked so unutterably solemn and beautiful as it now appeared, after what I had seen and heard inside the house. I understood, or thought I understood, the sad despair of humanity which led men into monasteries in the old times. The misanthropical side of my nature (where is the sick man who is not conscious of that side of him?) was fast getting the upper hand of me when I felt a light touch laid on my shoulder, and found myself reconciled to my species once more by Naomi Colebrook.

眠り姫訳:
私が家の中で見たり、聞いたりしたことのあとに、偉大な自然の静けさが、言葉では表現できないぐらい神聖で美しいとは感じられませんでした。私は過去に、修道院へと人を導く人間の悲しい絶望を感じ取ったり、考えたりしていました。自分の肩に置かれた軽い感触を感じ、ナオミのおかげで、もういちど自分の心像に甘んじていることに気づくとき、自分には遁世的なところがあるとすぐに確信しました。病人ならだれでもこういうことを意識するでしょう。

ビュシーノ訳:
家の中で見聞きした出来事の後で目にする、気品にあふれる静かなる自然は、これまで見たことのない、言い表せないほどの厳粛さと美しさで目の前に広がっていた。かつて男達を修道院へと向かわせた人間に対する悲しい絶望感を私は理解できた。あるいは理解できたと思った。私の性格の厭世的な部分(自分のそういう面を意識しない病人がいるだろうか?) が心をすばやく支配し出していたが、ちょうどその時、肩にそっと手が置かれたのに気づいた私は、ナオミによって再び人の世界と折り合いをつけていく気持ちになっていた

藤岡訳:
目の前に広がるのは、自然がもたらす大いなる静謐だった。ついさっきまで家の中で目にし耳にしたことが、まるで嘘のように、それは言葉では言い表せないほどに荘厳で美しかった。わたしには理解できた。いや、理解できたと思った。人々が、人間であることに悲しくも絶望し修道院に向かったときがあったことが、その絶望が、分かったようなきがした。わたしの人間嫌いの性格が首をもたげてきた――病人であれば、だれでも自分にこうした性格があるのを意識しているはずだが、それが襲ってきて、もはや耐えられない気分になってきた。と、このとき、そっと、だれかが肩に手をかけた。ナオミ・コールブルックだった。わたしはこうして、再び我らが人類と折り合いをつけたのだった。

ここで武者修行に!!

日本語でいえば漢字の四字熟語でしょうね、コリンズはギリシャ語由来のmisanthropeなどもちだして、これから展開する物語に期待を持たせています。第三章が楽しみですね。

さて、今回の講義はここまで。実は本人たちには伝えていたのですが、今回で眠り姫さんとビュシーノさんは武者修行に出ます。二人がどのような修行に出て行くのか、すごく楽しいことですが、道場主の門前には、すでに二人の入門希望者ガブガブさんと、みかんみかんさんが待っています。これも楽しい話です。

次回6月22日号で、「送る言葉」「迎える言葉」を読んでもらいます。

―― 「わたしの新訳」に挑戦しましょう ――

本誌は「翻訳者の登竜門」です。読者の皆さんの翻訳作品を「わたしの新訳」欄に積極的に推薦します。条件は「本誌の読者」であること。この「公開講座 プロになるぞ!」をはじめとして、「翻訳勝ち抜き道場」を担当されている斎藤静代さんや新しく「入門翻訳勝ち抜き道場」を担当される藤田優里子さん、「部屋」をもたれている原田勝さん、岩坂彰さんの愛読者・講座登録者が、「私の翻訳を読んでほしい」と希望されれば、本講座の藤岡先生が原文・翻訳を読み、一応のレベルに達していると判断したら(あるいは何回かダメをだして改訂をしてもらってから)本誌の編集部に推薦して、掲載を依頼します。条件は、あなたが新人で、これまで公けの媒体に翻訳を発表したことのない人(原稿料・翻訳料をもらった経験のない人)。翻訳する作品は、版権がない(原則没後50年たった)英米作家の文芸作品で、短編小説かエッセイ。サキ、O・ヘンリー、ビアスなどの短篇作家には、新しい翻訳が望まれていますよ。ハーディーやD.Hロレンスにも短編があります。

応募を受けて推薦しない場合、その旨を伝えします。

手をつけている作品がありますか? 新刊の版権フリー本だけが市場ではありませんよ。編集部宛てに「自己紹介」と翻訳する作者(作品)を教えてください。手順を案内します。

挑戦者、あらわる

この提案には、これまで数名からの提案がありましたが、ついに「一応のレベルに達している」挑戦者があらわれました。北海道在住の「みゅうの母」さんです。みゅうの母さんは、「公開講座 プロになるぞ!!」を熱心に勉強されており、多くのコメントもお寄せくださっています。この度、長年温めてきた翻訳作品を編集部に持ち込まれました。藤岡先生からのフィードバックを元に、ただ今、改訂版に取り組んでらっしゃいます。『わたしの新訳』コーナーに発表する日も近いかもしれません。

さて、ここで、藤岡先生がみゅうの母さんに宛てたフィードバックの一部を紹介します。これから挑戦されることを検討していらっしゃるみなさまに、参考にしていただければ幸いです。

藤岡先生コメント(抜粋)

  • 提出していただいた翻訳は、翻訳コンテストでは優秀作でしょうが、でも、これを翻訳者が実名で発表するとなると、もうひと工夫ふた工夫がほしくなります。登竜門への挑戦です。頑張りましょう。
  • (藤岡先生の)参考訳をよくごらんください。翻訳しながら悩んだこと、迷ったことへの回答があるでしょう? 英文解釈もさることながら、この作品は低学年の子供たちが読むものです。こどもの読解力に迎合してやさしくするのではなく、一定の語彙・表記・表現の幅を踏まえながら、子供たちに日本語の正しい発想で読み書きすることを教えなければなりません。いわゆる「翻訳臭」を徹底的に避けます。基本的には、みゅうの母さんの日本語は温かく、すてきな感性を表しています。
  • 語りかける作家の姿勢は?ここで翻訳者は「翻訳者」でなく、日本の作家にならなければ駄目でしょうね。参考訳は一案で、他にもいろいろ考えられるところです。この商品の「決め手」になるでしょう。

このほか、原稿のフォーマットについての指示など丁寧なアドバイスをしています。
藤岡先生の参考訳は、A4 一頁に及び、訳文を改訂する際に十分な量の訳例を提示しています。
どうぞみなさん、果敢に挑戦してください。お待ちしております。

編集部記

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2009年6月8日号