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WEBマガジン 編集後記

編集後記

ちょっと古い話ですが、今年の春に、フジテレビ開局50周年記念ドラマとして放映された三谷幸喜の『わが家の歴史』をご覧になりましたか?昭和初期、激動の日本を生き抜いたある家族の話をベースに、有名人を登場させながら当時の風俗や出来事を綴った物語です。登場する有名人は、長谷川町子、美空ひばり、高倉健、笠置シヅ子、力道山、黒澤明、藤原竜也扮する手塚治虫(ここだけ、役者名付き) … と、この時代に青春時代を送ったみなさまは、懐かしさに涙ぐみながら、同時に、三谷幸喜の脚本に笑いながら、楽しく観られたのではないでしょうか。ちょっと前のテレビドラマを持ち出して、何を言いたいのかと申しますと、今週の「秋林哲也の文章をめぐるエッセイ」の話に絡めたいからなのですが、最近取り上げている高見順のいとこの永井荷風が、このドラマにも出ていて、その頃ちょうど秋林さんと話したときに、「高見順は、永井荷風とは仲が悪くて……高見順の奥さんにお寿司をご馳走になったとき……」などといった秋林さんのプライベートな話を伺いまして、ドラマをみたばかりの私、ミーハー気分が出てきて、「そういう話、書いてくださいよー」とお願いしたのでした。「そうですか…もっと日本文学に関することを書きたいのですが…」と秋林さん。ま、たまにはいいじゃないですか、と今回のコラムとなりました。あと、タレントのお嬢さんの話とかも聞きましたが、それは秘密。秋林さんのコラム、どうぞお楽しみください! (Y.H.)

2010年6月21日号
(第4巻160号)