編集後記
WEBマガジン『出版翻訳』ニュースでご紹介させていただいております講演会「『ひろしまのピカ』が海を渡ったとき~日本の絵本の翻訳出版に携わって」。こちらは、北川知子さんよりお寄せいただいた情報です。
「実は、私は昨年3月まで、国立国会図書館の職員だったもので(国際子ども図書館は、国会図書館の一部です)、元同僚から、翻訳関係の人に宣伝してもらえないか、と頼まれました。WEBマガジンだったら、児童書の翻訳や日本の本の海外での翻訳出版などに興味を持つ読者がおられるのでは、と思った次第です」ということで、ご連絡いただきました。
おお!北川さんって国会図書館にお勤めだったんだ、それを辞めて今は出版翻訳オンリーとは、すごいなぁと思いましたが、それはさておき、さっそく掲載させていただきました。特に、「海外の子どもたちに日本の児童書を届けることの意義や難しさ」というテーマは非常に興味深いです。児童書の翻訳家を目指す方は多いのではないかと思いますが、「日本の子どもたちに海外の児童書を届けることの意義や難しさ」といったことを考えて本を選ぶのは、大人向けの本を探すより難しい仕事かもしれませんね。先日、ある出版社に、ある絵本の翻訳出版の提案をしたところ、編集者の方に「絵自体はいいけど、絵本は絵を見ただけでストーリーがわからなくてはダメ」、「今、これを日本の子供たちに読ませる意味はどこにあると思いますか」などなど、かなり厳しいご指摘をいただきました。そのこともあって、「意義や難しさ」というテーマは、児童翻訳を目指す場合に知っておかなくてはならないテーマであると思います。ご都合のつく方、是非、ご参加なさってください。私も出来ましたら出席させていただくつもりでおります。 (Y.H)
2010年2月22日号
(第4巻145号)
(第4巻145号)
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