入門翻訳勝ち抜き道場
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12月22日号
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WEBマガジン 編集後記

編集後記

先日、大学の時の研究室の忘年会に参加したときに、「今の学生はネットで調べて人の考えを答えとして出して終わり、という子が多い。」という話を聞きました。私も学生のときには先輩のレポートを丸写し、なんてこともありました。

しかし、自分にとって勉強にならないのみならず、ネットで調べた結論は、自分の深層の意識とずれが生じる。それが昨今、鬱病が増加している原因ではないか。と思ったのです。

自分で考えると、出てくる答は客観的に正しいかどうかわからないけど、自分にとっては正しい解を得ることになる。「自分にとって正しい」が、生きていく糧なのではないでしょうか。(SM)

「ピエロオの詞」ジュール・ラフォルグ
また本か。恋しいな、
気障な奴等の居ないとこ、
銭やお辞儀の無いとこや、
無駄な議論の無いとこが。

また一人ピエロオが
慢性孤独病で死んだ。
見てくれは滑稽かったが、
垢抜けのした奴だった。
(上田敏全訳詩集、岩波文庫より)

ジュール・ラフォルグは、宇宙を彷彿とさせるような、やり切れないような、でも知的で、どこかがんばっている感じの、時々無性に読みたくなる詩人です。
中原中也はラフォルグが好きだったようで、僕もそれでラフォルグを知ったのだけれど、中也やランボウみたいにどこか強い感じのするところがラフォルグには無い、そこが僕には好ましく思えるんです。訳詩でなくフランス語原語のニュアンスはどんな感じなのだろう・・・。(KY)

2008年12月22日号