ご挨拶:編集長を退くの弁――藤岡啓介
『WEBマガジン 出版翻訳』の創刊が2007年1月15日号。試行錯誤のうちに年が明け、この三月で満15ヶ月、本誌の編集に携わってきました。本誌刊行の経緯については「刊行の言葉」で述べております。出版界、翻訳界の皆さんの力で、より良い訳書をよりよい翻訳で世に送り出したい、新人翻訳者の登竜門として誌面を開放する、海外在住の翻訳者(翻訳志望者)の交流の場を設けたい、などの目論見ですが、丸一年が経過して、どうやらこの目論見がご覧のように形になってきました。
これから、そうです、これからを考えるともう老書生の出る幕ではありません。編集者は実際に執筆者と面談し、西へ東へと動き回っている中で新しい執筆者の発掘し、新企画を考えなければならないのですが、鎌倉の稲村ガ崎と神楽坂の日本出版クラブ「洋書の森」では動く範囲では限られているし、執筆者から寄せられる原稿の整理でも、本数が増えてくればそれなりに気力・体力を消耗します。
| 濱口優子さん。「洋書の森」でも原書漁りと 訪れる翻訳者たちとの立ち話。こうした積み 重ねが新しい発想につながり誌面を飾ること になるでしょう。人見知り、出不精の翻訳者 のみなさん、事前に濱口さんにメールして、 「洋書の森」でおしゃべりしてはどうですか? hamaguchi_y@sunflare.co.jp |
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創刊以来、少なくとも編集実務をこなす方はいないかと、発行元のサン・フレアに希望していたのですが、昨年暮れに、ようやく社内の体制が整い、WEBマスターの濱口優子さん(写真)が新企画立案、執筆者との折衝、原稿の整理を藤岡から肩代わりしてもらえるようになりました。これまでの執筆者、依頼中の企画を含めて、3月31日号を期して実務が濱口さんに移行します。また、編集責任者はサン・フレア社の専務取締役山田勝巳氏が任につきます。
藤岡は今後も本誌に執筆させてもらいますが、業界の「老」であることを生かして、種々本誌編集の相談にあずかることになります。翻訳はあくまでもプロフェッショナルな仕事です。そのプロである翻訳者を本誌から続々と誕生させていくのが夢です。この15ヶ月皆さんといっしょにいい夢をみさせてもらいましたが、これからは夢が正夢になるときですね。有難うございました。





























